本日の学習会は『ワタミ』と『ロイヤルホールディングス』のどちらがより買いなのかをグループごとに話し合うという内容だったのですが、一応はどのグループも『ワタミ』が買いだということになったのですが、どちらの企業もそれぞれ経営努力をしているようで、どちらが買いなのかという明確な判断はできませんでした。
と、いうわけで今回その3.5は主に今回の学習会に参加した人を対象に『ワタミ』『ロイヤルホールディングス』の追加調査報告的な内容にしようかと思います。 で・・・家に帰って個人的に調べてみたりしたわけなのですが・・・ 調べれば調べるほど『ワタミ』も『ロイヤルホールディングス』も甲乙つけがたしといった感じです。 まず、学習会で最後に回答して配られたチャートで省かれていた部分で存在していたニュースなに関してなのですが ・『ワタミ』では、まず『株主配当の引き上げ』があったようです。 (現在の『ワタミ』の一株あたりの予想配当は20円、配当利回りでいうと1.16程、 企業の株主重視姿勢という時代の流れには逆らえないということなのでしょうか?) ・『ワタミ』株をアサヒビールが買いましたというニュースもあったようです。 (関係強化が目的のようですが…。) 『ローヤルホールディングス』に関しては正直めぼしいニュースが見つからなかったので なぜ、学習会の資料で途切れていたチャート部分から現在に至るまで上昇したのかは不明です。 ただ、 ・下げ止まった理由 ・『ロイヤルHD』の配当金額の妥当性 についてはもしかしてはこれが理由なのでは?というものを見つけました。 それは、最後に部長が言及していたPBR(株価純資産倍率)です。 まず、『ワタミ』と『ロイヤルホールディングス』のPERは 『ワタミ』が連結で25.2 『ロイヤルHD』が連結で32です。 これをみても、業種が同じとはいえないこともあり、 (どちらも成長過程の企業であると考えれば)割安なのか割高なのかなんとも判断甲乙つけがたい感じです。 ただ、この二つの企業はPBRで見ると決定的に差が出ます。PBRは 『ワタミ』が連結で3.52なのに対し 『ロイヤルHD』は連結で1.12なのです。 PBRはその会社の資産が優良資産であると判断できるような会社であるのならば、 PBRが1となる水準は『下値のメド』と考えられます。 そして、『ロイヤルHD』はPBRが1を下回った水準でしばらく推移した後に反発しています。 あくまで、可能性の一つではあるのですが、『ロイヤルHD』の底堅さの理由として この低水準のPBRの影響が考えられます。 さらに、学習会で『ロイヤルHD』の配当金額は妥当であるか否か? と言う話も、『ロイヤルHD』の株価は5年以内は高くても2000円未満なので PBRが適正~割安な水準を示していたと考えれば、20円の配当を続けたことは 適正であるか、少なくとも払いすぎではないと考えることもできるのではないでしょうか? もっとも、これもあくまで可能性の話で、他の要因があったと言う可能性を否定するわけではありません。 短くまとめるつもりが、長くなってしまいましたが、この辺で終わりにします。 リザボアメンバーの意見・感想には可能な限り回答したい思うのでコメントのほどよろしくお願いします。 スポンサーサイト
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PBRはそこまでの違いが・・・
両社とも経営努力をしてるから判断は難しかったね~ あくまで可能性の域をでないけどね~
もしかしたらそ~なのかな~と PBRが適正→20円の配当金が適正
となる理由がよくわかんないから詳しく教えて (^0^)/ PBRが適正ならば20円の配当金が適正というわけではありません。ただ、PBRで割安性を示しているということは純資産と同程度まで株価は下落しているということですし、学習会でもでたように、今後の業績については増益を予想しているようなので、今までと同じ額の配当金を支払うことによって今後の事業が圧迫される可能性はかなり低いと考えたので、配当金は現在の額でも問題ないのではないかと思いました。
配当金が20円でも妥当ではないかという考えにいたるまでをより詳しくまとめると次のようになります。 まず、配当金の金額が『適正』かどうかということは 『PBR・PERなどの各種指標』『「外部環境』『業績見通し』などの材料に『配当金』という要素をさらに加えて考えた結果、投資家が株を購入しようと考えるのであればその値で問題はないのだといえるのではないかと思います。 つまり、『適正な配当金』という絶対的金額があるわけではなくて、『配当金』というのはその株券に魅力を持たせるための一つの要素に過ぎないと言うことです。そして、その配当金が適正なのかどうかということは投資家が各々に判断して、納得できるか否かということなのだと思います。 どうしても、『適正』と呼べる値を考えたいと思うのであれば、その会社と業態が似ている会社やその時代の日本企業の平均的な配当利回りを考えて比較するしかないのではないかと思います。 そして、ロイヤルホールディングスの場合は配当金は3年前から『20』円で、今でこそ2%弱程度の配当利回りになってはいますが、3年前と比較すると株価は6割程度に下落をしているので、3年前の時点では、配当利回りは1%強に過ぎません。 さらに、ロイヤルホールディングスのここ数年の決算では2003年の純利益において赤字となっているものの、その年の営業利益・経常利益はともに全て黒字でありとくに問題があるとは思えません。特に配当金が20円に引き上げられてからの3年前からは伸び悩みは確かに見られるものの大幅な減益となっているわけでもなく、減配をする要因があったとは思えません。(見方によっては安定した業績ともいえます)むしろ、安定した業績に安定した配当は長期投資をしたいと思えば魅力的なのではないかと思います。 また、現在でも配当利回りでも2%弱(より正確には1.7%強)ですが、このぐらいの配当利回りでは高配当利回り銘柄とはいわない思いますし、今期の業績予想も増益だったと記憶しているのでやはり減配する理由も見当たりません。 以上の理由から、個人的にはこの配当金額は妥当なのではないかと思いました。 |
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